今回は、通常リモートワークをしている私が、月一回の締め作業のため出社することになっている1日の出来事を記載したいと思います。
月締め出社業務の内容
私が担当している月一回の締め作業は、下記の通りです。
郵便料金計器の使用実績集計作業
新型コロナウイルス感染症対策の一環として導入した「郵便料金計器」の月間使用実績の集計及び集計結果の郵便局への提出作業になります。(切手を金種別に購入し保管貼付する作業を簡素化)
この作業は、日々の郵便物発送時に、郵便料金計器を使って封筒にスタンプを押し、ポストへ投函した結果を、1ヶ月分取りまとめ郵便局へ指定用紙を提出するのですが、その提出用紙に記入するためには、郵便料金計器の使用実績を集計し印刷した後、その数値を指定用紙に記入し、郵便局へ持参する必要があります。勿論、日々の押印作業にも出社が必要で、当番制で業務を行っております。
この作業、郵便料金計器は、インターネット回線に接続されているのに、1ヶ月分の使用実績を指定用紙に記入し集計結果用紙とともに郵便局へ提出するという、謎の作業となっています。ネット回線に接続され機器は番号が割り振られているので、上手く工夫をすれば使用実績データは把握できるはずなのに、そうはなっていない、謎ルールになっています。総務省さん、DX化をもっと頑張れ!って感じです。
印紙税納付計器の使用実績集計作業
こちらも、新型コロナウイルス感染症対策の一環として購入した「印紙税納付計器」の月間使用実績の集計作業になります。(印紙を金種別に購入し保管貼付する作業を簡素化)
この作業は、契約書に印紙を貼付する代わりに、この機器を使ってスタンプを押した実績を、1ヶ月分集計しジャーナルに印字させる必要があり、その為の出社作業となっております。勿論、契約書へスタンプを押す作業にも出社が必要になります。この作業も当番制で出社対応しています。
この印紙税納付計器は、カートリッジに一定金額をチャージ(一回の限度額1千万円未満)しておき、その範囲内の金額スタンプを押せる仕組みになっています。カートリッジにチャージするためには、事前に専用の納付書を使い銀行で納付し、その後、管轄の税務署へ「済通知書」と「必要事項を記載した専用用紙」と「カートリッジ」を持参し、持参したカートリッジへチャージしてもらう仕組みになっています。この作業の為にも出社する必要があります。
印紙税納付計器の導入メリットは、印紙を金種別に買い揃え保管しておく必要がなくなる事です。
この出社対応業務で感じる事
郵便料金計器の場合
つくづく思う事は、なぜ、書類などを郵送で送る必要があるの?。って疑問です。リモートワークを始めるまでは、余り気にも止めなかったのですが、何故、パソコンで作成した資料をわざわざ紙で出力し、それを郵送で送る必要があるのか?。なんで、何でもかんでも押印する必要があるのか?。などなど・・・。そんなの、送付先もインターネットで繋がっているパソコンで仕事をしている世の中、メールの添付ファイルで送れば済むのでは?。その方がコスト低減になるのでは?。って疑問は募るばかり・・・。大半の郵送物が、その対応になれば、郵便料金計器の使用頻度もコストも低減されるのにと思う毎日です。
ただ、それもこれも、コロナ5類移行後の出社回帰が進む今となっては、「出社作業=書類郵送」っていう完全出社時代の感覚になり、何も疑問に思わないのかもです。
光熱費の削減以前に、やるべき事があるのでは?。って思う、今日この頃です。
印紙税納付計器の場合
印紙税納付計器の業務で思う事は、何故、電子契約に切り替えないの?って事です。電子契約に切り替えると、印紙税も無料、用紙代、封筒代、郵便代も不要になるのに、何故、今だに紙の契約書に拘っているのって気がして仕方ありません。この感覚が、コロナ禍を経験してもリモートワークが思ったほど浸透しなかった大きな原因の一つなのかなって思います。人の発想って中々変えられないものだなって、痛感した事柄の一つとなっています。こちらも、光熱費の削減以前に、やるべき事があるのでは?。って思う、今日この頃です。
その他、今回の出社時に発生した出社リスク
上記以外で、今回の出社時に生じたリスクを記載させていただきます。
今回の出社対象業務が午前中に終了し、午後からリモートワークに切り替えようと、会社を出て最寄駅に歩いている時、Apple Watchに「通勤系路上の駅で人身事故が発生し、電車の運転を見合わせてます。」との通知がありました。えっ!またか。って思い、スマホで内容を確認し、これは、暫く運転再開は難しいと判断し、会社へ引き返した次第です。今回は、1Q決算期の出社でもあった事から、残業に柔軟に対応できるリモートワークへ切り替えた方が有効だっただけに、残念な出来事でした。これが、電車に乗った後に発生していたら、もっとマズイ事になったと思います。
このように、大半の作業がリモートワーク可能にしている場合の一部出社対応作業は、作業継続を困難にさせるリスクと隣り合わせだなっと改めて思った次第です。
それにしても、最近、電車の人身事故が多くなっているのが、気になります。
まとめ
以上のとおり、出社する都度感じる事は、なぜ、工夫をすれば、リモートワークが可能にあるような作業をそのまま放置して、出社してやってるんだろう?。って気持ちが湧いてきます。そんなに出社するのが好きなんだろうか?。それとも、リアルな対面や会話を望んでいるんだろうか?。それとも、ただ単に、今の作業の流れを変えるのが面倒なだけなんだろうか?。今の業務をリモートワーク可能業務に変えた私からすると、疑問が尽きません。
それに、交通機関の運行停止リスクや台風、大雪、地震などの天災リスク対応などを考慮すると、出社のみの働き方に対し、遥かに事業継続性が確保できると思う在宅勤務が、コロナ5類移行と同時に出社回帰になっているのか、謎以外の何ものでもありません。世の中とは、いろんな利害関係が絡む、不思議な世界だなと。出社の都度、感じております。