〜オーバーツーリズムが話題になっている京都の状況を踏まえ〜
はじめに
京都の南禅寺は、秋になると美しい紅葉で彩られ、多くの観光客に人気のある散策スポットです。今回は、南禅寺での紅葉狩りの状況や、周辺のおすすめポイントをご紹介します。
南禅寺について
南禅寺は、京都市左京区に位置する臨済宗南禅寺派の大本山で、1291年に創建されました。荘厳な三門や美しい庭園、歴史的建築物が魅力です。秋の紅葉シーズンには、境内が鮮やかな赤や黄色に染まり、訪れる人々を魅了します。
今回訪れた名所
今回は、下記の3箇所の紅葉を堪能してきました。
三門(さんもん)
南禅寺のシンボルであり、約22メートルの高さから境内全体と紅葉を一望できます。三門からの眺めは圧巻です。


水路閣(すいろかく)
明治時代のレンガ造りの水道橋。紅葉とのコントラストが美しく、記念写真スポットとしてもおすすめです。

南禅院
南禅寺の塔頭のひとつであり、南禅寺創建の際に後嵯峨天皇が離宮とした場所として知られています。境内には池泉回遊式庭園が広がり、紅葉の季節には池のまわりが鮮やかな色に染まり、静かな雰囲気の中で秋の美しさを堪能することができます。歴史ある庭園と落ち着いた佇まいが、南禅寺散策の際にぜひ訪れたいスポットです。


おすすめの散策コース
- 南禅寺三門からスタートし、三門の上へ登る(別途拝観料が必要です)。
- 境内をゆっくり歩きながら、方丈庭園や水路閣を巡ります。
- 水路閣をくぐり抜け、奥にある天授庵や南禅院へ向かい、庭園と紅葉を満喫します。
- 散策後は、南禅寺周辺の湯豆腐店(奥丹や順正が有名)で秋の味覚を楽しむのもおすすめです。
アクセス情報
- 住所:京都市左京区南禅寺福地町
- 最寄駅:地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分(京阪三条駅から徒歩でも可能)
- バス:市バス「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩約5分
紅葉の見頃時期
例年11月中旬から下旬が見頃です。混雑を避けるには、平日の午前中がおすすめです。
今回の紅葉狩り散策で感じたところ
今回(2025.11.23)、思いつきで南禅寺の紅葉狩り散策をしてきたのですが、高市首相の台湾発言に対する中国政府の対抗措置として日本訪問自粛要請の影響か、ここ近年多かった中国観光客が殆ど見られず、非常にゆったりとした気持ちで紅葉狩り散策ができたのが、特筆すべき点だったと感じています。
まとめ
南禅寺は紅葉の名所として、歴史と自然の美しさが融合した素晴らしい場所です。ぜひ秋の京都で南禅寺を散策し、色鮮やかな紅葉とともに心安らぐ時間をお過ごしください。
