リモートワークを6年経験し、感じたこと

リモートワーク
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リモートワークに必要となる条件

 今回は、前回感じた状況から1年が経過し、リモートワーク7年目に入り自身の考え方に変化があったか否かを中心に記載していきたいと思います。

ハード面

 こちらは、「自宅のインターネット環境(固定光回線必須)」と「作業環境」ですが、1年前に記載した内容と同様で、特に変更点はありません。この環境が不完全な場合、リモートワークなど望むべきではありませんし、会社としても許可すべきではありません。
 リモートワークを許すのは、交通障害や災害時などの緊急避難的な場合にのみ対応可能にすべきと断言できます。理由は、作業効率が著しく低下するからです。

ソフト面

 こちらは前回5項目記載しましたが、今回も前回同様の項目と、改善に向けて努力したものの、結果として「もう無理かもしれない」と思うようになった項目とに分かれます。

前回と同様の項目

 まず、「ITスキル面」について述べます。これは、リモートワークを希望するのであれば、一定水準以上身に付けておくべき最低限のスキルです。簡単に言ってしまえば、パソコンを満足に操作できない状態でリモートワークを行うのは不可能です。さらに踏み込めば、出社していたとしても、そもそも事務作業自体が困難であると言えます。
 次に、「リモートワーク向けの作業方法の構築」です。こちらは、リモートワークを恒常的に行うのであれば、会社として構築すべき必須項目だと考えています。この仕組みが構築されていない場合、出社時とほぼ同じ方法で、紙資料が単に電子ファイルに置き換わっただけに留まり、作業効率が著しく低下します。また、作業の可視化という観点でも支障があり、誰がどの作業を行っているのか分からない状態で業務を進めることになります。これでは、作業の偏りや精度、スピードに著しい悪影響が生じます。

前回から変化があった項目

 ここからは、今回、考え方が変わってきた項目について具体的に触れていきます。

思考面

 こちらは二つの切り口があります。
 一つ目は、「能動的タイプか受動的タイプ」かという点です。1年間かけて、受動的思考をするタイプの人に能動的思考へと変わってもらおうと努力してきました。「今の考え方は受け身になっているから、能動的に考えるようにしよう。そうすれば、今だけでなく、もっと先のことも見えるようになる。つまり、先を見据えて思考できるようになる」と、何度も具体例を挙げて伝えてきました。しかし、どうしても変えられない人がいました。本人が必要性を感じていないのか、それとも生まれ持った特性で、何をしても変えられないものなのかは分かりませんが、リモートワークを6年も経験してなお変われないのであれば、もう無理なのだろうと思うようになりました。
 もう一つは、「自責思考タイプか他責思考タイプ」かという切り口です。こちらも、ミスをした際などに何度も繰り返し伝えてきましたが、ミスを他責にしがちな人の考え方を変えることはできませんでした。これでは真の原因究明ができず、成長や進歩も望めません。自分が悪くないと思いたい気持ちは理解できますが、自分自身と向き合うことをやめてしまえば、進歩がないことに気づかなければなりません。この点についても、諦めざるを得ないと感じるようになりました。

思考の柔軟性

 この点についても同様に、柔軟な思考を持ってもらうよう、さまざまな例を挙げて試みました。「この作業のやり方は一つではない」「他にも方法がある」「例えば、こういうやり方がある」「それが実現できれば、時間短縮につながり、品質も向上する」といった考え方を、常に持ち続けてほしいと伝えてきました。しかし、安全サイドに立ちたいという思いが強いのか、従来の方法に固執し、変化を嫌う人は、一向に思考方法を変えようとしませんでした。染みついた思考方法は、そう簡単には変えられないものだと痛感しました。

業務スキル面

 この点についても、上記の項目を意識していない人は、これまでと同じことを繰り返しているだけであり、結果としてスキル向上は望めず、成長は平行線を辿るだけでした。

リモートワークを続けたいなら

 上記のように、リモートワークに必要な条件を満たしていないにもかかわらず、それでもリモートワークを続けたがる人がいます。その考えについて、私自身も一定の理解はできます。しかし、会社で働く以上、生産性や効率化を意識しながら仕事をしなければ、何も貢献できていないことになります。にもかかわらず、「リモートワークがしたい」という気持ちだけで続けていると、意識を持って取り組んでいる人たちに大きな迷惑をかけてしまいます。
 そのようなタイプの人たちは、その事実にすら気づかず、権利だけを主張しながら日々過ごしています。これは大きな問題です。さらに厳しく言えば、そのような人は、今の仕事にも向いていないということになります。そして、それを浮き彫りにしてしまくのが、リモートワークという働き方なのだと思います。本人は、今すぐにでもその事実に気づき改善すべきです。そうでなければ、そのタイプの人には明るい未来はありません。

まとめ

 以上のとおり、仕事をする上での思考面の重要性は計り知れないと感じています。リモートワークを続けたいと考えている方は、ぜひこの点に気づき、一日も早く自身の思考方法を客観的に見つめ直してみてください。そして、改善が必要だと感じる点があれば、それを改めることを強くお勧めします。
 そうでなければ、せっかくコロナ禍で普及したリモートワークは次第に衰退し、気がつけば、以前の出社前提の働き方に戻ってしまうでしょう。今後、リモートワークを拡大できるか否かは、思考方法をリモートワーク向きに変えられるかどうかにかかっていると考えています。

 

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