リモートワークとコミュニケーションの変化

リモートワーク
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 こちらでは、リモートワークを始めてから、同僚とのコミュニケーションがどう変わったかについて、触れていきたいと思います。
 結論を先に述べさせて頂きますと、私の場合、コミュニケーション方法は変わりましたが、不便と感じていないって事になります。
 ただ、この感覚には個人差等があると思うので、その辺りについて、触れていきたいと思います。

完全出社の頃の状態(リモートワーク開始前)

 こちらの状態は、会社勤めをされている方なら、よくご存知の状態だと思います。
 具体的には、直接近くの人に声をかけたり、相手の所へ出向き声をかけたり、提案資料のプレゼンを皆んなの前でやったりと、原則、リアルなコミュニケーション方法です。補足手段として、電話やメールやチャットを利用していたと思います。
 このコミュニケーション方法では、対面が前提になっているので、手軽で便利な反面、苦手な人との会話などを憂鬱に感じていた人もおられたと想像します。
 また、対面コミュニケーションが可能であるのに、メールで済ませたりすると、嫌味を言われた経験をされたかもしれません。
 このように、一長一短あったコミュニケーション方法でしたが、幸か不幸か、完全出社の頃は、この選択肢しかなく、これに慣れていくしか方法がありませんでした。当然、このコミュニケーション方法も、向き不向きな人がいました。社交的な人、シャイな人って感じですね。
 そんな当たり前と思っていたコミュニケーション方法に、別の選択肢が加わる日が来るとは、夢にも思っておりませんでした。

リモートワーク開始後の状態

リモートワークに向いてる人の特徴

 このタイプの人は、まず前提条件として、パソコンスキルをある程度有しており、パソコンアプリを介したコミュニケーションとなっても、抵抗感なく馴染める下地がある人です。
 理由は、コミュニケーション方法の主体が、対面からパソコン等を利用したWeb会議チャット等へ変わるからです。
 この方法でのコミュニケーションは、完全出社の頃、社交的で対面コミュニケーションが苦にならなかった人は勿論のこと、シャイで対面コミュニケーションが苦手だった人も、上手く馴染めた人が多かったのではという実感があります。
 私が感じたこのタイプの人の特徴は、チャットで呼びかけた時の反応が非常に早く、対面コミュニケーションをしていた頃と遜色のないコミュニケーションがとれます。
 私の体験では、対面かパソコンを介してかの違いだけで、要件は、なんの問題もなく果たす事が可能であり、より理解度を高めたい場合は、Web会議へ移行させ、資料をディスプレイ上で共有しながら議論すると、更に理解度が深まって行きます。私は、こちらの方が、便利かつ有益とさえ思っているタイプです。

リモートワークに向いてない人の特徴

 このタイプの人は、あくまでも私の感想ですが、二種類に分かれると思います。そのタイプ毎に私が体験した感想をベースに説明させて頂きます。

パソコン操作が苦手な人

 このタイプの人は、そもそもパソコン操作が苦手な為、そこに、チャットやWeb会議ツールが加わると、更に苦手意識が増大し、チャットやWeb会議ツールの操作が億劫になってしまうのだと想像します。一人なので、操作方法などを質問する相手も周りにいません。
 結果、自らチャットを送ることもなく、自らWeb会議ツールを使うこともなく、従来どおり残っている唯一のコミニケーションツールとして電話を活用してしまうタイプの人が該当すると思います。
 このタイプの人は、完全出社の頃、シャイだった人は勿論、社交的でバリバリ対面コミュニケーションを実行されていても、リモートワークになった途端、人が変わったように大人しくなってしまい、月日の経過と共に存在感まで薄れ、本人も内心忸怩(じくじ)たる思いだったと想像します。
 その理由は、リモートワーク下でコミュニケーションツールのメインとなるチャットで呼びかけても、気付くのに時間を要し、いつも取り残され気味になり、最後は電話で連絡されてしまうパターンになるからです。
 これは、リモートワーク下では、本人にとっても会社にとっても致命的な弱点になります。コミュニケーションに無駄な時間を費やしてしまうからです。

コミュニケーション=対面と思い込んでいる人

 このタイプの人は、そもそも、リモートワークを否定しているタイプと想像します。
 なので、コロナ禍のリモートワーク時は、苦痛でしかなかったと思います。
 勿論、チャットで呼びかけても、気付くのも遅れ、本人は、だから出社でないとダメなんだって思考に傾倒していかれれたと想像しております。
 この考えも完全否定する訳ではありませんが、働き方が多様化している現在、もう少し柔軟な思考をされてもよろしいのではと思うのが、私の率直な感想です。
 恐らく、このタイプの人は、パソコン操作の得意不得意は、関係ないと想像します。
 ちなみに、私の部では、このタイプの人はいませんでした。

まとめ

 以上のように、リモートワークを行う場合のコミュニケーションは、パソコンスキルに大きく依存する事になります。パソコンスキルを有している人にとっては、とっつき易い働き方となるので、なんら抵抗感もなく馴染め、コミュニケーションも問題なく取れている感じがします。
 ただ、そうでない人とも一緒にリモートワークを進めるには、それなりの工夫が必要になります。根気良くパソコン操作に慣れてもらい、最低限の操作は普通にこなせるような仕組み作りが重要です。その一つの方法が、日々のチーム打ち合わせの場です。この場を有効活用して、慣れない操作方法に慣れてもらう事が大事です。私の部では、この方法により、当初と比較し、かなり改善したという実感があります。プラス本人の努力が大事です。とっかかりを付けてもらった後は、本人の努力次第です。

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