リモートワークを始める秘訣(3/7)

リモートワーク
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自宅におけるリモートワークの準備項目(その3)

 こちらでは、リモートワークを始めるに際し、必須となるネット回線セキュリティー設定について、触れさせて頂きます。
 結論を先にいうと、この設定、必須設定になります。リモートワーク開始前に、その必須設定をどういう方法で行なったかについて、下記に述べさせて頂きます。

仕事を自宅でできるようネット回線セキュリティ環境の設定

2020年3月、新型コロナウイルス感染症が蔓延し出し、いよいよ出社抑制指示が出そうになった時、リモートワークを実施するためには、会社が用意していたVPN(Virtual private network)環境を、職場で使用しているノートパソコンで利用できるよう設定する必要がありましたが、当時、部内の担当者間でパソコンスキルに大きな差があったため、一部の有スキル者に先行でVPN設定を行なってもらい、設定手順を理解してもらった上で、手分けして他のメンバーのパソコンに対し、同様のVPN設定を行なってもらい、同時並行でVPNの使用マニュアルを個別に作成し、そのマニュアルの手順通りに、自らの手でVPNに接続できるか確認するという手順を踏み、リモートワーク開始に備える事となりました。
また、リモートワーク環境では、自宅へ持ち帰ったノートパソコンを自宅のインターネット回線に接続する必要もあり、その意味すら理解できてない人もいたので、自宅でのインターネット接続方法も説明する必要がありました。日本のIT環境導入が遅れているのは、このせいかって感じたものです。
その後、月日を重ね、2023年4月からは、3年間お世話になったVPN接続からFRA接続という方法に変わり、VPN接続とは比較にならないほどの快適な環境で在宅勤務を行えております。
この経験により感じた事は、今まで、それなりにパソコンを使った作業をしていたにも関わらず、いざ、リモートワークを行う事になると、社員間でここまでITスキルに差があったのかという現実を、思い知らされたと同時に、会社で仕事をしている時も、果たして満足に作業出来ていたのかを疑ってしまうような出来事を体験した次第です。
リモートワークとは、自宅で一人で作業する事になる=「仕事ができる人」or「仕事が出来ない人」を浮き彫りにする仕組みだと感じた瞬間でもありました。

まとめ

 上記のように、リモートワークを開始するに際し、ネット回線のセキュリティー設定は、必須行為となるのですが、現状、その設定をマニュアルを見ながら実行できる人が限られました。
 よって、①設定は、全員が出社している時に会社で行う。②設定作業は、有スキル者が他の人の設定を行う。
 上記の対処で進めないと、リモートワークの一斉実施は不可能でした。また、同時に、仮想ディスクトップへの接続方法マニュアルも並行して作成し、配布しました。
 導入時は、何かと工夫や労力を要します。参考にして頂ければ幸いです。

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