リモートワークと思考方法(その2)

リモートワーク
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目的と手段の考え方

 これまた、リモートワークを始め出し表面化された案件なのですが、人によって「目的」「手段」に対する考え方が異なる場合があるのでは?と感じてきました。今回は、その事について、触れていきたいと思います。
 この思考の違いがある事を理解した上で、物事を進めないと、全く予期せぬ結果になったり、く異なる理解をしていたりと厄介な事になりかねないので、注意が必要です。

目的と手段の違い

検索サイトで色々調べると、下記の記載になっています。

① 目的とは
 最終的に実現したいと目指している事柄
② 手段とは
 目的や目標を実現する為に行う行為・方法・要素
③ 目的と手段の関係
 両者の関係は、目的を達成する為に、手段がある

 私も、その通りだと考えております。ただ、出社していた頃は、気づかなかったのですが、これまた、二種類のタイプがあるようで、「目的」「手段」混同若しくは、「手段」が「目的」になってる方が、おられる事に気づきました。これまた、リモートワークを行う事により炙り出された事実なのだと想像しています。リモートワークって、恐るべしです。ある意味、誤魔化しが効かない仕組みと実感しております。その結果、向き不向きがあって当然と思えた次第です。

目的と手段に対する考え方の違いにより生じる不都合

 私の職場での実例を一つ紹介させて頂きます。
 今回紹介させていただく内容は、既に掲載している記事にも記載している内容なのですが、新型コロナ感染症対策として、リモートワークを始めるに際し、光熱水料の納付書の支払方法を、銀行窓口へ行って支払う方法から、口座振替の方法へ変更する事にしました。この場合の目的は、「リモートワークを可能にさせる」事になります。その目的を実現させる為の手段が、「納付書の口座振替化」になります。
 上記内容で、該当業務の担当へ作業を依頼し、その目的に沿った対応がなされていると思っていたのですが、その後、新規の契約等でよくよく調べてみると、そのまま納付書払いを続けているケースが散見されました。理由を聞くと、当事者は、あっ!、って感じで、気付く程度の感覚でした。
 この時、感じた事が、あっ、これは、手段を目的と勘違いしてるなって事でした。リモートワーク開始当初は、納付書を口座振替に変更するって指示のもと、その時点の納付書の支払方法を調べ、銀行持ち込みになってるものに対しは、口座振替への変更手続きをしたのですが、その変更行為が目的になっていた為、切替え完了時に、はい、終了!って事になり、その後、追加された新規取引分に関しては、前のままの事務処理をしていても、何も疑問を抱いていない。って、お決まりコースになっていたのだと想像されます。
 この件は、担当者と承認者双方が、同じ思考タイプだったから生じた事例だと理解しております。逆に、どちらかが、異なるタイプなら、防げた事案という事です。これは、一例ですが、この手のタイプの人は、同様の勘違いをするケースが多いので、検証できる仕組みを作り定期的に確認する行為が必要と思います。

まとめ

 このように、人は十人十色というように、いろんな考え方をしながら仕事をしています。その中で、思考の違いも生まれます。リモートワーク下では、その温度感が感じにくいデメリットもあるので、気付ける仕組み作りが大切で、その仕組みの可視化も同じく大切だと痛感しております。
 リモートワークとは、仕組み作りをしっかりした上で行わないと、上手く行かない仕組みって事を理解しておく事が大切だと思います。
 それと、この発想の違いも、是正するのは、並大抵の事ではできないと言うことを自覚した上で、こういうケースがあるって事を前提に物事を進めて行く事も、非常に大切だと思っております。

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